お知らせNews

MFSレポート「マイナス金利下の住宅ローン借り換えと基準金利引き下げ状況について」

報道関係者各位

logo

2017年1月30日

株式会社MFS

住宅ローン債務者へのマイナス金利の恩恵は限定的!
マイナス金利導入による潜在的金利削減額9兆円に対し、住宅ローン借り換えや金融機関の基準金利引き下げ
による住宅ローン債務者の金利削減額は約4,400億円(5%)程度。

 フィンテックを活用した住宅ローンコンサルティングサービスを提供する株式会社MFS(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO 中山田 明、以下「MFS」)は、マイナス金利導入1年の振り返りとして「モゲチェック」(※)ユーザー2万名分のローン情報を分析しました。その結果、マイナス金利導入によって実現された金利削減効果が限定的であることが分かりました。
*住宅ローンを借り換えた場合の借り換えメリット額を算出し、銀行のランキングを表示するアプリ

ハイライト
・ マイナス金利導入後の急速な金利低下によって、住宅ローン債務者が住宅ローン借り換えによって享受できうる潜在的な金利削減額は約9兆円と見積もられる。
・ 一方、実際に行われた借り換えもしくは基準金利引き下げによる金利削減額は約4,400億円と見積もられ、潜在的な金利削減額のうち5%しか実現されていない。

 
潜在的な金利削減額は9兆円
 マイナス金利導入後、借り換えの適用金利は、変動金利で約0.1%、全期間固定では約0.5%下がりました。残高2,500万円、残り期間30年をモデルケースとして、この金利低下が総返済額をいくら引き下げる効果があるかを試算した結果、平均74万円と計算されました。住宅ローン債務者は全国に1,200万人いるため、マイナス金利導入によって約9兆円(1,200万人×74万円)の金利削減余地が生じたと仮定できます。
 
借り換え及び基準金利引き下げによる金利削減は限定的
 住宅ローン債務者がマイナス金利の恩恵を受ける方法には、①借り換え②基準金利引き下げの2つがあります。「モゲチェック」ユーザーの分析結果から、実際に削減された金利は①と②あわせて約4,400億円と試算されます(表1)。これは住宅ローン債務者全体の潜在削減額9兆円の約5%となります(グラフ1)。約5%に留まっている理由は「借り換えを行うユーザーが少ない」「基準金利を引き下げた銀行が少なく、全国120銀行のうち5銀行のみ(表2)」の2つです。
図2

図1

図3
 
マイナス金利の恩恵を受けるためのアクション
 銀行の主要な資金調達手段である預金の金利引き下げが難しい状況を踏まえると、今後基準金利を引き下げる動きは極めて限定的と考えられます。よって、基準金利の引き下げが期待できない以上、マイナス金利の恩恵を受けるためにはユーザー自らが借り換えに動くしか手段がありません。
 
「モゲチェック」について

『家計の見直しは住宅ローンの借り換えから』

家計にインパクトのある住宅ローンを最もお得に借り換えるサポートを目的に、全国120行1,000本以上の住宅ローンランキングの中からご自身の借入額や金利タイプを分析、借り換えメリット額に応じたランキングが作成され、ベストな住宅ローンの借り換え先が見つかるサービスです。
http://mogecheck.jp/

 

mogecheck

 

モゲチェック・プラザについて
● 特長
・ 住宅ローンのプロフェッショナルがユーザーのニーズを踏まえて全国 140 金融機関 1,200 本の
  ローンから最適なローンをチョイス
・ 面倒な借り換え手続きをトータルサポート
・ 最適な返済方法を完済までアドバイスするアフターサポート

● 店舗概要
所在地
・ モゲチェック・プラザ新宿: 東京都新宿区西新宿 1-3-15 栃木ビル 5 階
・ モゲチェック・プラザ銀座: 東京都中央区京橋 3-6-21 京橋伸和ビル 6 階
 
ウェブサイト
http://mogecheck.jp/plaza/
 
営業時間
・ 平日/土曜 10:00-21:00
・ 日祝 10:00-18:00
・ 火曜定休(新宿)
・ 木曜定休(銀座)
 

MFSについて
● 概要
・ 会社名:株式会社MFS
・ 代表者:代表取締役CEO 中山田 明
・ 設立:2009年
・ 所在地:東京都新宿区西新宿 1-3-15 栃木ビル 5階
・ 事業:モゲチェック(住宅ローン借り換えアプリ)、モゲチェック・プラザ(住宅ローン借り換えコンサルティング店舗)
・ HP:https://www.mortgagefss.jp/
 
● CEO中山田 明の経歴
・ 1991年東京大学経済学部卒
・ 1999年ベアー・スターンズ証券会社にて日本初の住宅ローン証券化案件を担当
・ 2001年新生銀行にてSBIグループと日本初のモーゲージバンクビジネスを開始
・ 2006年新生銀行にて楽天と合弁会社(楽天モーゲージ)を設立。フラット35を対象とするモーゲージバンクビジネスを開始
・ 2011年SBIモーゲージ(現アルヒ株式会社)入社。2012年よりCFOを歴任
・ 2014年10月よりMFS代表
 
● 本リリースに関する読者からのお問い合わせ先
・ モゲチェック・プラザ 新宿
・ Tel 03-5990-5164 Email support@mortgagefss.jp
・ 営業時間  平日・土曜 10:00-21:00、日祝10:00-18:00、火曜定休
 
● 本リリースに関する報道関係の皆様からのお問い合わせ先
・ 担当:塩澤
・ Email pr@mortgagefss.jp Tel 03-5989-0575 Fax 03-5989-0576


印刷用PDF